「背中丸いね」ってよく言われるんだけど、私って猫背なのかな?
猫背と言っても反っているタイプの猫背もいるから、背中が丸いだけが猫背じゃないんだよ!
反っている猫背?丸くなってるのが猫背じゃないの?
じゃあ今日は猫背の特徴と原因について教えていくね!
猫背と聞くと皆さんはどのようなイメージを持ちますか?
「背中が丸い。」
これが一番なのではないでしょうか。
確かに、猫背になっている方の多くは、背中が丸まって首が前に出た状態に見えてしまうでしょう。
でも、実際には背中を後ろに反らしても姿勢はなかなか綺麗になりませんよね。
まっすぐになったように見えても背中の丸みは改善できていないし、首が前に出たまま・・・
これって実は猫背の落とし穴なんです。
今回の記事を読んでわかること
- 猫背のタイプと種類
- 猫背になる原因
今回はこの2つに着目して、なんで猫背のままなんだろ?という疑問を解消するための記事になっています。
もしかすると、皆さんが悩んでいる体の部位は、猫背が原因かもしれません。
姿勢の知識が詰まった内容となっていますので、是非最後までお読みください♪
目次
猫背とは?
「猫背」と聞くと、背中が丸い、姿勢が悪い、というイメージが強いのではないでしょうか。
そもそも猫背ってどんな姿勢を指すのか。
RPSでは、猫背を2つの種類に分けて考えていますので、その特徴について解説していきます。
スウェイバックタイプ
骨盤と頭を前に出して背中を丸めた、スウェイバックという姿勢が最近は多くなっています。
全体的に前のめりになっていて、その分、背中は後ろ側に反り気味なのが特徴です。
そして、その分首の上の方だけ丸くなっています。
腹筋の力を使わずに立っているため、ぽっこりお腹になったり、股関節が硬いなどの特徴があります。
反り腰タイプ
スウェイバック姿勢と並行して、反り腰タイプの隠れ猫背の方も多いですね。
特徴としては、背中全体が反って首付近の背骨が丸まっている状態。
背中バキバキ、肩こり、巻き肩や反り腰、ぽっこりお腹に悩む方が多いのが特徴です。
皆さんはどちらのタイプでしたか?
注意していただきたいのは、どちらも過度に反ったり丸まっている部分があるということ。
実は皆さんも隠れ猫背かもしれませんね。
最近は反りすぎによる猫背の方が多いんです。
反るようなエクササイズ、筋トレばかり行うと、首が余計に前に出たり巻き肩を助長するデメリットがあります。
ボディラインなどでお悩みの方は猫背の可能性があるということです。
合わせて読みたい
猫背のさまざまなデメリットはこちらの記事に詳しく書いておりますので、気になる方は是非お読みください♪
一概に猫背といっても背中が丸いだけではありません。
逆に背中が反った方が多いので、筋トレなどによってメリットよりもデメリットが大きくなる可能性も。
トレーニングをされる方は注意が必要です。
猫背の原因
基本的には、私生活が原因で猫背になります。
いくらトレーニングを行っても、整体に通っても猫背が改善できないのは、日常生活に問題があるから。
だって、トレーニングや整体に通ってほぐしてもらう時間よりも、日常生活の時間の方が圧倒的に長いですもんね。
では、どんな私生活が猫背をつくる原因になりやすいのか。
今回は、特に重要な4つのポイントをお伝えしていきます。
猫背の原因①〜座り方〜
座り方は、猫背をつくる原因になります。
特に、低い椅子に座っている方、座り時間が長い方は猫背になりやすいので注意が必要です。
そう、デスクワーカーは猫背になりやすいんです。
こうやって座っている方、特に注意が必要です。
そもそも座るだけで猫背になりやすいというデメリットが出てきてしまいます。
座り方が悪いと、体はこの画像のように腰〜背中全体が丸くなる。
骨盤が後ろに傾く動きを骨盤の後傾(こうけい)と言います。
座るときは、骨盤が後傾、背中が丸くなりやすいのが人間の体の構造。
骨盤は脚の骨と一緒に股関節という関節をつくっているので、骨盤の傾きは股関節の影響を受けます。
仮に低い椅子に座ってしまうと、脚が曲がるのと同時に骨盤も後傾しやすくなってしまうのです。
正しくは、骨盤が座面に対して90度に立つこと。
骨盤が立つおかげで腰から上の背骨も自然とまっすぐに。
そのためには、少しだけ高くなるように椅子の高さを調整する必要があるんです。
股関節が70度くらいになるように椅子の高さをあげると尚良し。
少し変えるだけで楽に姿勢が変わりますよ!
これで姿勢を良くしようとして背中がバキバキな方も、楽に綺麗な姿勢を取れるようになりますね!
ほんの少し日常生活を変えるだけでも体に良いメリットがたくさんなんです。
猫背の原因②〜自律神経の乱れ〜
体の動きに指令を出しているのは脳です。
筋肉のアンバランスや骨格の位置によっても、姿勢は変わりますが、そもそもの司令塔は脳。
あらゆる情報を体に取り入れて、その情報を脳が処理した結果、「姿勢」という形で体が表現されます。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つの組み合わせ。
猫背の方の多くが自律神経のバランスが崩れています。
特に、交感神経が働きすぎて体全体が緊張状態になり、体が反った状態のまま固定されてしまったり、慢性疲労にもつながります。
疲れやすいのは、猫背になって筋力がないから、ではないんです。
自律神経に関係する要因は、主にこの4つ。
心理的なストレスや環境は、たとえば職場の環境などが挙げられますが、コントロールってかなり難しいですよね・・・
そう考えると、呼吸、食生活とトレーニングの種目、頻度で自律神経を整えて、原因を一つずつ潰していくしかないんです。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、猫背の大きな原因になることは覚えておきましょう!
猫背の原因③〜デスクワークとスマホ〜
自律神経に関係しますが、スマホの使いすぎや長時間のデスクワークも猫背になる大きな原因。
スマホやパソコンを見る体勢が猫背の原因に。
単純に、スマホやパソコンの画面を注視すると、首が前に出ます。
デスクワークの時間が長い方は特に猫背になりやすいです。
また、スマホやパソコンなどのデジタルデバイスから出る光が脳に影響して、体に入ってくる情報を正しく認識、処理できなくなってしまいます。
結果として、自分の姿勢がどうなっているのか、体をどう動かしているのか、どこにあるのかを認識できなくなり、猫背から抜け出せなくなるのです。
猫背にならないためには、頻繁に立ったり動いて同じ姿勢を取り続けないのがポイント。
ちょっと日常生活を変えるだけで猫背になりにくくなります。
猫背の原因④〜筋トレのしすぎ〜
筋トレのしすぎで猫背になるって意外ではないでしょうか。
先ほどの自律神経にも大きく関係しますが、ウエイトトレーニングなどの高強度の運動は交感神経を優位に働かせます。
そのため、常に反った状態をつくってしまい、結果、猫背になるのです。
筋トレにはメリットもありますが、猫背のまま行うとデメリットの方が大きくなります。
猫背の人は背中が丸いから、背筋使って背中を反らす運動がいいんじゃないの?
猫背といっても反り腰タイプの猫背の方も多いから、いきなり背筋使っちゃうと余計に反る部分が出てきちゃうよ!
結局はバランスが大事なんだね!
例えば、反り腰気味の隠れ猫背の人が背中を反るようなトレーニングを行った場合、逆に巻き肩をつくる可能性は十分にあります。
特に、ウエイトトレーニングや筋トレなどの高強度の運動ばかりしていると、背中の筋肉が過剰に発達、より交感神経優位な体になりがち。
ご紹介した反り腰タイプは、トレーニングのしすぎで体が緊張状態のままになり、背中がバキバキになったり、巻き肩をつくるデメリットがあります。
大事なのは、皆さんが強度の高いトレーニングを行えるような体の状態かどうか。
筋トレなどの高強度のトレーニングはとっても大事ですし、代謝が上がって痩せやすくなるメリットもたくさん!
綺麗なボディラインをつくるためには、多少なり体に負荷をかけなければいけません。
ウエイトトレーニングまでは行わないとしても、ある程度の強度までトレーニングをできる体づくりは必要。
でも、それをやりすぎると体のバランス、自律神経も崩れて猫背をつくってしまいます。
あわせて読みたい
たくさんトレーニングする前に必要な姿勢改善のトレーニングはこちらの記事でご紹介!
簡単な姿勢のチェック方法まで書いていますので、是非ご自宅で実践してみてくださいね♪
高強度のトレーニングをできる体の状態かの確認と、体を整えてから筋トレすることが猫背にならない秘訣です。
まとめ
今回は、猫背と姿勢が崩れる原因についてお伝えしました。
猫背にはスウェイバックと反り腰の2タイプに分けられますが、どちらも私生活が原因で姿勢が崩れています。
姿勢が崩れることで、体のアンバランスをうみ、ボディラインが綺麗に整いません。
また、肩こりなどの体の不調が出てしまうので何としてでも改善しておきたいところですよね。
猫背にならないためには、座り姿勢などの私生活を変えることから始めていき、体を変えるトレーニングにチャレンジすることが必要です。
トレーニングにも種類がありますが、筋トレなどの負荷をかけすぎる運動のしすぎは、自律神経のバランスを崩してしまうので、注意が必要。
筋トレ前に必ず姿勢改善のトレーニングで体のバランスを整えておきましょう!
RPSでは、運動初心者でも簡単にできるパーソナルトレーニングを提供しています。
ご興味のある方はまず体験レッスンでご自身の姿勢をチェックすることから始めていきましょう♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
パーソナルトレーニングRPS代表。
トレーナー歴10年目、姿勢改善で体の本質を変えるパーソナルトレーナー。
年間1,000本以上のパーソナルレッスンの経験を生かし、呼吸と動作パターン改善のエクササイズによって行うボディメイクと機能改善を軸に活動中。
【保有資格】
・NSCA-CPT
・FMS-Level1,2修了
・EBFA-BTS,FSFM
・栄養コンシェルジュ1ッ星、2ッ星
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