二の腕だけ太いのは、猫背になっているから。
トレーニングもしているのに、二の腕だけ細くならない方にオススメの記事です。
姿勢が崩れることで、肩甲骨が適切な位置がずれてしまい、二の腕よりも力こぶを作る筋肉の方が発達してしまいやすくなっています。
姿勢の崩れは、ボディラインだけでなく、部分痩せに関しても影響を及ぼしてしまうのです。
そこで今回は、二の腕痩せできない方向けにこんな内容で記事を書いています。
今回の記事でわかること
- 二の腕痩せと姿勢の関係
- 二の腕の構造
- 二の腕引き締めトレーニング
なかなか二の腕が細くならない、という方にはおすすめの内容となっています。
是非最後までお読みくださいませ。
目次
姿勢の崩れが二の腕が痩せられない原因
二の腕が太くなる原因はたくさんありますが、体脂肪率などの栄養的な観点を除けば、姿勢の問題となります。
ポイントは肩甲骨。
姿勢が崩れている方の場合、姿勢の崩れに伴って肩甲骨も正しい位置からずれてしまっている場合がほとんど。
姿勢が崩れている方に多いスウェイバック姿勢。
肩甲骨の位置が上に上がって肋骨から離れてしまいます。
実は、この状態では肩甲骨の安定性が保たれず、二の腕の筋肉が使いづらい状態となります。
このように、姿勢が崩れてしまうと肩甲骨の位置、そして、肩甲骨についている筋肉のアンバランスが生まれるのです。
このアンバランスが二の腕だけ太くなってしまう、はたまたダルダルで細くなりづらい原因の一つとなります。
二の腕の筋肉の構造
二の腕の筋肉は、上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)と言われる腕の後ろ側についている筋肉です。
手のひらを上に向けた状態で横に伸ばしてみた時に、ダルダルになりやすい筋肉。
肘を曲げると伸び、肘を伸ばす動作で縮ませることができます。
さて、その上腕三頭筋も、先ほどからお伝えしている肩甲骨にくっついています。
肩甲骨の位置が正しい位置からずれることで、二の腕の筋肉は使いづらくなるということ。
姿勢が崩れて肩甲骨が上に上がると、肋骨から肩甲骨の下の部分が離れてしまい、上腕三頭筋は引き伸ばされる形になります。
そのため、二の腕ばかりが細くならず、力こぶをつくる上腕二頭筋だけが発達するのです。
二の腕痩せできない姿勢
さて、二の腕が太くなる、細くなりづらい方には、姿勢にも特徴があります。
先ほどのスウェイバック姿勢。
肋骨が前にスライドすることで肩甲骨は上へ上がり、外側に開いてしまいます。
最近で特に多い猫背ですが、肩が内側に巻いた巻き肩をつくってしまいます。
巻き肩は猫背に見えてしまうデメリットも。
巻き肩になると肩甲骨の下部分が肋骨から離れてしまい、上腕三頭筋が引き伸ばされ、二の腕がダルダルの状態となってしまいます。
姿勢が崩れることで肩甲骨の位置が変わる→力こぶの筋肉ばかりが頑張る→二の腕はサボる。
結果として、二の腕痩せできません。
姿勢を改善し、肩甲骨を正しい位置に戻すことで、二の腕の筋肉の伸びが自然と解消、二の腕を引き締められます。
姿勢以外に二の腕痩せできない原因
姿勢以外に二の腕痩せできないのは、栄養=摂取カロリーや体脂肪率の問題があります。
例えば、体脂肪率が標準値よりも高い方の場合は二の腕が太くなっている可能性があります。
でも、二の腕というよりは全体的に太って見えるかもしれません。
原因の一つが、摂取カロリーなど栄養面の問題も考えられますが、その場合は二の腕といった特定の部位を見る前に全体を見てみると体を変えるヒントになります。
その他に筋肉のつけ過ぎも考えられますが、高強度の運動を行っていなければそこまで太くなるとは考えづらいでしょう。
姿勢が崩れで二の腕が使えていないことも原因ですので、まずは姿勢を見直していきましょう。
筋トレ前の姿勢改善が二の腕痩せのコツ!
二の腕を引き締めるために筋トレを行う方も多いでしょうし、筋トレの実施は二の腕痩せに重要です。
でも、その前の姿勢改善が二の腕痩せの効率アップのコツ。
姿勢が崩れたままでトレーニングを行うと、肩がすくんだイカリ肩をつくる原因になったり、巻き肩をつくってしまうことも。
例えば、ペットボトルやダンベルなどを持って行えるトライセプスエクステンションやバックキック。
スウェイバック姿勢では、肩甲骨が上に上がって外に広がります。
この状態のままで上記のトレーニングを行っても二の腕の上腕三頭筋は使いづらいままですし、巻き肩を助長してしまう可能性があります。
姿勢を改善する上でも二の腕の筋肉を使いますし、二の腕の筋肉を使いやすくするために肩甲骨を整える必要も出てきます。
姿勢改善の効果は、一石二鳥ならず一石三鳥にも一石四鳥にもなるのです。
二の腕引き締めトレーニング
では、実際に二の腕痩せのトレーニングをお伝えしていきます!
今回は、ステップ1とステップ2に分けてご紹介。
動画でご紹介していきますので、一緒に実践していきましょう。
ステップ1:ベリーリフト
やり方
- 四つ這いになり、息を吐きながら背中を丸める。
- 腹筋を感じたままで5回ほど呼吸。
- この動きを2セット行う。
ポイント
- 頭が下がらないように
- 肩はすくまない
まずは肋骨と肩甲骨を整えるトレーニングから。
そして、正しい位置に骨格を戻した後、二の腕を引き締めるトレーニング!
ステップ2:サイドゲットアップ
やり方
- 体の右側を下にして横向きになる。
- 右足を前に、左足は体に対して一直線上にくるようにし、両膝を90度に曲げる。
- 右肘を地面についてゆっくり肘を伸ばす、戻す動作を繰り返す。
- この動きを片側8回ずつ行う。
ポイント
- 肩はすくまない
- 脇で押すイメージで
ステップ2は難しいトレーニングになりますが、ステップ1で肩や首が痛くならない方はチャレンジをオススメします!
また、姿勢改善には根本を解決するためのトレーニングが必要です。
あわせて読みたい
二の腕痩せを達成するための根本を解決する姿勢改善トレーニングについてはこちらでご紹介しています。
まとめ
今回は、二の腕痩せのために姿勢改善が必要な理由と、姿勢が崩れていることでの二の腕への影響についてお伝えしていきました。
姿勢が崩れている方は多くの場合、肩甲骨の位置がずれてしまっています。
この肩甲骨に二の腕の筋肉である上腕三頭筋がついておりますので、肩甲骨の位置、そして姿勢そのものを改善しておく必要があるのです。
もちろん、体脂肪率などの問題も一要因としては考えられますが、部分的に気になるところがあるのであれば、それは姿勢が問題となっている可能性が高くなります。
姿勢の改善を行ってから、二の腕を引き締めるための筋トレを行うとより効果的です。
姿勢を改善するためのトレーニングは、ご自宅でもできるものが多いため、今回ご紹介のトレーニングを是非ご自宅でチャレンジしてみてくださいね♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
パーソナルトレーニングRPS代表。
トレーナー歴10年目、姿勢改善で体の本質を変えるパーソナルトレーナー。
年間1,000本以上のパーソナルレッスンの経験を生かし、呼吸と動作パターン改善のエクササイズによって行うボディメイクと機能改善を軸に活動中。
【保有資格】
・NSCA-CPT
・FMS-Level1,2修了
・EBFA-BTS,FSFM
・栄養コンシェルジュ1ッ星、2ッ星
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