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肋骨と反り腰のパズルを解決!姿勢改善のカギとなる肋骨の知識

反り腰のデメリットについて先に読んでおくと理解が深まるよ!

反り腰によってお腹が出たり、太もも前ばかり張ったり…

単に腰が過度に反るだけでなく、見た目に関するデメリットがたくさん出てきてしまいます。

そんな反り腰、実は肋骨が一つのキーポイントになるんです。

肋骨が改善できないと、反り腰から脱出できない可能性があります。

そこで今回は、こんなことを学べる内容となっています。

今回の記事でわかること

  • 肋骨と反り腰の関係
  • 肋骨が反り腰をつくる理由
  • 肋骨の位置改善ストレッチ

反り腰で悩んでいる皆さんが、反り腰を解消するための糸口が見つかれば、と思っております。

ストレッチや日常生活でのポイントについてもまとめていますので、是非最後までお読みくださいませ♪

肋骨が前に出ると反り腰になる?

肋骨ってあのトリカゴみたいな骨だよね?どうして腰と関係あるの?

そうそう!確かに腰は背骨の一部だけど、その背骨に肋骨がついてるから反り腰になるんだよ!

肋骨 構造

この赤丸で囲まれた部分が肋骨です。

背骨を後ろ側から見ている画像になりますが、背骨の中腹部から上側にかけてついています。

肋骨 構造 脊柱

もう少しだけ詳しく見てきましょう。

背骨は頚椎、胸椎、腰椎、仙椎(仙骨)、尾骨(尾椎)に分けられ、胸椎という区画についているのが肋骨です。

この肋骨が前に出ると、背骨全体(特に腰椎〜胸椎にかけて)が前に引っ張られるため、過度に反ってしまう、というのが肋骨と反り腰の関係。

え!?腰じゃなくて背中が反ってるってこと?

正解!実は、腰だけが反っているというより、背中が全体的に反ってる人が多いんだ!

反り腰 肋骨 メカニズム

左側が正常、右側が反り腰(反り背中、とでも言いましょうか。)です。

右側は左側に比べて胸椎の丸みが足りず、腰が過度に反っています。

反り腰(背中)さんは、肩甲骨が浮き出ている方も少なくないでしょう。

肋骨が前に飛び出すことによって、腰〜背中全体が前方に引っ張られて反り腰になってしまう、というのが肋骨と反り腰の関係です。

肋骨が前に出る原因

そもそも肋骨が前に出る原因って何なんだろう?

原因は多岐にわたるんだけど、主な原因は背中の筋肉の硬さだよ!

背中についている広背筋という筋肉の過度ながんばりが、肋骨を前に出す一つの大きな原因です。

広背筋

この広背筋がどうして硬くなってしまうのかは、これらが要因となります。

広背筋が硬くなる要因

  • 呼吸量の増加
  • 息を吸う>息を吐く
  • 過度・強度の高いトレーニング
  • 背中>腹筋など筋肉のアンバランス

全て、交感神経を過度に働かせ、ガチガチに体を固めてしまい、広背筋が過度に働いてしまうのです。

また、息を吸う量が多くなるほど肋骨が前に飛び出しやすくなります。

肋骨が前に出るほど、広背筋の長さが短くなってしまうため、物理的にも硬くなってしまうということです。

結果として、反り腰をつくり出してしまう、というメカニズムです。

肋骨・反り腰改善ストレッチ

肋骨 反り腰 改善ストレッチ

肋骨の位置を正しい位置にして、反り腰を改善するためには、呼吸を正常化するためのストレッチが必要です。

ただストレッチするだけでは肋骨の位置は変わらないため、呼吸に着目してストレッチを行う必要があります。

そこで今回は、こちらのストレッチをご紹介。

6ヶ月呼吸

6ヶ月呼吸では、呼吸を正常化することで前に飛び出しやすい肋骨を中に入れ、広背筋の硬さを取り除くことができます。

6ヶ月呼吸のやり方

6ヶ月呼吸のやり方は以下の通りです。

  1. 仰向けに寝て両手足を持ち上げる。
  2. 脚を軽く外に開き、両手でつま先を持つ。
  3. 尾てい骨を床につけたまま10秒かけて息を吐く。
  4. 10秒息を止めて鼻から10秒かけて息を吸う。
  5. 上記を2〜3分間続ける。

背中に空気が入ってくれば成功です。

しっかり息を吐くことがポイントになりますので、是非ご自宅で行ってみてくださいね。

肋骨と反り腰のまとめ

今回は、肋骨の位置によって反り腰になる理由についてお伝えしました。

肋骨の位置が前に出るだけで、肋骨がついている背骨の位置も前に引っ張られ、結果として反り腰や反り背中となります。

その肋骨を前に出す主な原因の筋肉は広背筋。

広背筋は、呼吸量が多かったり、過度なトレーニング、筋肉のアンバランスによって硬くなります。

そのため、定期的な呼吸ストレッチで広背筋の過度な頑張りをおさえておく必要があります。

まずはご自宅でできる簡単な呼吸ストレッチから始めてみましょう。

また、体の状態は人によって異なりますので、一人ひとりで最適な方法・エクササイズも異なります。

体に関するお悩みを根本から改善したい方は、是非パーソナルトレーニングの体験にお越しくださいませ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!