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猫背が太って見える理由?美ボディのための姿勢改善!

ぽっこり出た下っ腹。

引き締まらない二の腕。

体脂肪率も体重も標準なのに、体がボテっとして太って見える。

特定の部分が太って見えるスタイルの悩みは、猫背が原因です。

せっかくウエストは細身なのに脚だけ太いから好きなパンツが履けない、なんて嫌ですよね。

自分だけが気にしている体のアンバランス、細かな悩みをお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。

気にしている体のアンバランスは、姿勢が大きく影響しています。

姿勢は体の基盤になりますので、姿勢が崩れてしまうことによってボテっとした体つきになったり、引き締めたい部分を引き締まらないなどの問題が出てきてしまいます。

特に、下っ腹だけがぽっこりと出てしまったり、脚の外側だけがパンパンに張ってしまったり、二の腕だけダルダルになったり・・・

いくら標準体重・体脂肪率であっても結果として太って見えてしまいますよね。

そういったスタイルに関する体の悩みを解決するための根本が、姿勢改善です。

スタイルが崩れている方に多い猫背。

今回の記事を読むことでこんなことを理解できます。

今回の記事でわかること

  • 猫背が太って見える理由
  • 猫背で太って見える部位
  • 猫背改善のためのトレーニング

根本から体を改善して、いつまでも綺麗なボディラインをキープしたい方は必見です!

猫背姿勢が太って見える理由

猫背とぽっこりお腹

体脂肪率が標準値以下であっても、猫背になると太って見えてしまいます。

その理由は主に2つ。

猫背姿勢が太って見える理由

  • 骨格の位置が変動するから
  • 筋肉のアンバランスがうまれるから

2つの理由によってボディラインが綺麗に見えず、太って見えてしまいます。

現代の猫背に多いスウェイバック姿勢

スウェイバック姿勢

スウェイバック姿勢では、骨盤を前に出して後ろにのけ反りながらバランスを取っています。

いわゆるお腹を突き出した姿勢になり、ぽっこりと下っ腹だけが出てしまうのです。

この姿勢ではお腹の筋肉は伸びきり、原理で考えてもお腹はブヨブヨになりやすい。

さらに、猫背では背骨のカーブも変化して、背中の上が丸まって肩がもっこり盛り上がったように見えてしまいます。

逆を言えば、猫背を改善して姿勢を綺麗にできれば、綺麗なボディラインを目指せるということ。

食事を変えたり、トレーニングだけ行ってもスタイルが良くならないのは、猫背が改善できていないから。

結局姿勢は重心位置が重要なので、食事や痩せさせたい筋肉を使うトレーニングを行っても、それだけではスタイルは良くなりません。

猫背姿勢では、横から見たボディラインだけでなく、後ろ姿にも影響が出てしまいます。

筋肉の使い方にも偏りが出たままになりますので、例えば腹筋が使いづらく、背筋が使いやすい状態となり、お腹側だけ出た、太って見える姿勢になります。

猫背になると太って見える部位

猫背 お腹が出る

猫背になると全体的に太って見えるだけでなく、体の様々な部位が引き締まりづらくなります。

猫背姿勢は、筋肉のバランスが崩れている状態。

猫背によって体のどの部位が引き締まらないのか、当てはまる部分があるはずですので、自分と照らし合わせてみてください!

二の腕

猫背姿勢では、肩甲骨の位置がずれて二の腕の筋肉が伸び、太く見えてしまいます。

二の腕は、上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)という筋肉になります。

二の腕の筋肉

反対に力こぶを作る筋肉は、上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)と言われます。

猫背の方は、肩甲骨の位置がずれて上腕二頭筋の方が発達しやすくなります。

肩甲骨周りの筋肉

二の腕は、肩甲骨から腕の骨にかけてくっついています。

肩甲骨の位置がずれている方は、二の腕が使いづらい=引き締まりません。

じゃあ、この肩甲骨どうやって戻せばいいの?

結論、肋骨の位置を改善してあげないと肩甲骨の位置は戻りません。

二の腕を引き締めるためには、肩甲骨だけの動きを改善しようとするよりも、肋骨の位置を正しい位置に戻すことの方が遥かに重要です。

二の腕を引き締めるトレーニングや引き締まらない原因はこちらでも紹介しています。

ちなみに、猫背だからと言って、二の腕を引き締めるために肩甲骨を無理に寄せる動きはNGな方が多いのも現状です。

二の腕を引き締めたいのであれば、根本である姿勢を改善することから始めていきましょう。

お腹

猫背姿勢では、骨盤の位置が前に行くので、お腹が出て太って見えます。

スウェイバック姿勢とぽっこりお腹

特に、下っ腹が出た姿勢。

ぽっこりお腹です。

骨盤を前に出した姿勢では、背骨も一緒に反ってしまいます。

骨盤 お腹出る

特に、骨盤のすぐ上にある腰付近が過剰に反ってしまうことで、背中と腹筋のバランスが崩れ、お腹の筋肉が伸び切ってしまうのです。

伸びきったゴムってダルダルですよね?

猫背で下っ腹ぽっこりの方は、お腹の筋肉がまさにダルダルの状態です。

腹筋と背筋のバランス

重力が上からかかることで腰の骨がさらに反り、よりお腹を突き出した姿勢になります。

結局は姿勢の問題でお腹のラインも変わります。

痩せていてもぽっこりお腹が気になる方には、こちらの記事もオススメです。

背中

猫背姿勢では、肩甲骨が外側に広がり、背中が横に広く見えてしまいます。

猫背 背中が大きくなる

デスクワーカーやスマホを使われる方に多い特徴です。

首を前に出して背中を丸める姿勢が常態化すると、肩甲骨が外側に開いて腕や肩の位置も前に。

体の前側は中に閉じて、背中側は横に大きく広がった姿勢になります。

スマホをみている時は顕著ですよね。笑

猫背姿勢

でも、「じゃあ、背中のトレーニングをすれば背中の丸まりも改善できるし一石二鳥だね!」と思われる方は注意が必要です。

最近の猫背の方は、背中の特に上、首の近い背骨が丸まって首が前に出ているのが特徴。

本来丸まっていなければならない背骨も反り気味だから、変わりに首に近い背骨が過剰に丸まります。

この状態でさらに背中を反るトレーニングをした場合、首が前に行ったり、お腹がぽっこり出てしまう可能性があります。

結果として、「猫背姿勢」は改善ができなくなってしまいますので、いきなり反る動きはNGとなります。

猫背だからといって背中のトレーニングばかりを行うと、反り腰と猫背が合わさった姿勢に。

反り腰だけど背中丸いんだよね・・・という方は是非お読みください!

太もも

猫背になると、骨盤の位置がずれるため、前ももや太もも全体がパンパンに張って太く見えます。

スウェイバック姿勢

さらに、骨盤が前にずれている方の多くは外側にも開くため、脚の外側が張りやすくなります。

骨盤の開きと脚の張り

太ももがパンパンに張っていて、パンツを合わせるのが大変というお悩みは姿勢改善で解決。

前ももの張りにお悩みの方にオススメの記事がこちらです。

また、骨盤の位置が前に移動していなくても脚が細くならない方は反り腰になっている可能性があります。

そんな反り腰と猫背が一緒に起きている方は、骨盤が過度に前傾している可能性があります。

骨盤にある恥骨(ちこつ)と言われる骨と上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)の位置関係を見ることで過度に前傾していないか判断が可能です。

正しい骨盤の位置

画像右側のように恥骨とASISの位置が垂直上に位置することが正しい骨盤の位置。

猫背と反り腰、両方の場合は、ASISの方が恥骨よりも前方に出ている場合が多いです。

これは、前側に脚を曲げる筋肉を過度に使いやすい=パンパンに張るということにつながります。

前側に曲げる筋肉には、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)や大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)といった前や横の筋肉がありますので、前や外ばかりが大きくなってしまいます。

股関節周りの筋肉

筋トレばかりしていてもなかなか脚だけ細くならないのには、骨盤と反り腰、そして猫背が関係しています。

ぽっこりお腹にもつながってしまいますので、猫背を改善した方がスタイルアップのためになります。

猫背のチェック方法

猫背になっている可能性のある人

スタイルに関するお悩みをお持ちの方は、猫背を疑うことから。

でも、本当に自分って猫背なの?

そういった方のために姿勢チェック。

猫背チェック方法

壁にかかと、お尻、背中、頭をつけてどれくらい隙間があいているかを確認してみましょう。

姿勢チェック

  • 腰の隙間が手のひら1枚より多い
  • 肩の隙間が指3本より多い
  • 首の隙間が指2本より多い

いかがでしょうか?

①に該当する方は、骨盤を前に出し、お腹を突き出した姿勢を取りやすくなります。

ぽっこりお腹にお悩みの方は、腰の隙間を一つの指標としましょう。

壁立ち 腰の隙間が開く姿勢

②に該当する方は、二の腕を鍛える前に猫背の改善が必要です。

二の腕を使えるようにするためには、肩甲骨の位置を整えなければなりません。

肩甲骨の位置がずれている場合は、肩の位置もずれるため、壁に背中をつけたときの肩の隙間が空いてしまいがち。

また、巻き肩気味にもなっている可能性があります。

壁立ち 肩の隙間 姿勢

そして、③に該当する方は、首の付け根付近が丸まってしまい、背中が横に広がっている可能性が。

首の隙間が開くということは、首の位置が前に移動しているということ。

壁立ち 首の隙間 姿勢 

スマホ首の方もいますが、のっぺり引き締まっていない背中にも見えてしまいます。

このように背中をすっきり綺麗なラインに整えるためには、首の位置を改善しなければならないのです。

この姿勢って全部一緒ですよね?

あれ?この姿勢全部一緒じゃない?

実は猫背姿勢というだけで、体のバランスが崩れて全体に影響が出るんだ!

女の子もやもや

体の細かい部分を改善するには、そもそも猫背の改善が必要なんだね。

猫背改善引き締めトレーニング

猫背を改善して体を引き締めるトレーニング

皆さんはどれが当てはまりましたか?

もしかすると、どれにも当てはまらない方もいらっしゃるかもしれないですね。

柔軟性などにも影響を受けますので、壁との隙間が空いているからといって、一概に猫背とは言い難いですが、一つの簡単なチェック方法になります。

また、結局私たちは壁を背中にして常に立つわけではなく、空間に立っているわけですので、空間に立った時に猫背ではないことが重要です。

壁に立って隙間が埋まっていても、空間に立った時に猫背になっていては意味がありませんよね。

空間上での美ボディを目指したいわけですので、それを改善するためのトレーニングをお伝えしていきます。

まずは、二の腕を引き締めたい方におすすめのトレーニング。

サイドゲットアップ

  • 右肘を床について横向きになりましょう。
  • 右脚、股関節、膝を90度に曲げます。
  • 左脚を上半身に対してまっすぐに、膝を90度後ろに曲げましょう。
  • 左手を斜め上に上げて右手を少し外に開き、手で床を押して肘を伸ばしていきます。
  • ゆっくり元の位置に戻していきましょう。

ポイント

  • 肩はすくまず、膝〜耳が一直線
サイドゲットアップの注意点画像

二の腕、効いている感じはありますか?

効いていなくて首が痛くなる方は、肩甲骨の安定性が足りていない可能性があります。

その場合は、まず呼吸で肋骨の位置を改善する必要があるかもしれません。

それができて初めて、二の腕を正しく使うことができるようになります!

続いては、ぽっこりお腹を解消するためのトレーニングのご紹介!

デッドバグ

  • 仰向けに寝て両手足を90度ずつに曲げましょう。
  • 腰と床の隙間をしっかりと埋めましょう。
  • 腰の隙間が開かないように右手と左脚を伸ばします。
  • 元に戻して交互に5回ずつ行います。

ポイント

  • 腰が浮かないように
デッドバグ注意点の画像

結構お腹効きますよね!

注意していただきたい方は、腰の痛みが出やすい方。

腰が現在も痛い方、時々出る方などは必ず体の状態を専門家に判断してもらってから行うようにしましょう。

RPSでは、初回のボディチェックで皆さんの体をステージ分けし、目標を達成するためにどのような流れでどのような強度で行っていくべきかを判断させていただいています。

運動を全くされたことがない方も多く通われておりますので、ご不安な方は一度お問合せくださいませ。

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そして、首の位置を改善して、のっぺり背中を綺麗にするためのトレーニングをご紹介!

クアドラプトツイスト

  • 四つ這いになり、右手を頭の後ろに置きましょう。
  • 骨盤が動かないように左手で床を真下に押し、肘を天井に上げていくように体を捻ります。
  • 上記を8回ほど行い、反対側も同様に行いましょう。

ポイント

  • 支持手でしっかり床を押す
クアドラプトツイストの注意点の画像

いろいろなトレーニングをご紹介しましたが、猫背になるのには様々な原因があります。

猫背という姿勢はあくまで結果論。

特に、姿勢が崩れているということは、筋肉のバランスが崩れて弱くなっている筋肉もあるということです。

あわせて読みたい

猫背をつくる原因となる筋肉はこちらの記事で確認してみましょう!

まとめ

今回は、猫背姿勢になっていると、どうして太って見えてしまうのかについてお伝えしていきました。

体脂肪率などの問題はもちろんありますが、そもそもの話として姿勢が崩れてしまっていては、トレーニングしても狙った効果は現れないでしょう。

猫背の改善は、その場での小さな変化の連続です。

小さな変化を積み重ねていった結果、皆さんの気にされている体の細かい部分を引き締めて、美ボディを目指すことができるのです。

逆を言えば、その場での小さな変化がない場合は、何回そのトレーニングを行っても体は変わらないと言えるでしょう。

綺麗なラインの体を作るためにも、根本である猫背姿勢を改善することは非常に重要なのです。

RPSでは、皆様の体の状態を数値化し、理想とする体のラインに対して現状どうなっていて、何が必要になるのかをお伝えしています。

運動を全くされたことがない方も多くいらっしゃり、今ではスポーツを始められている方までいらっしゃるほどです。

お気軽にご相談いただければと思います。

まずは、ご自宅でできるトレーニングから実践してみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪