トレーニングしても、マッサージしてもなかなか落ちない太もものお肉。
多くの女性が抱える「太ももの前張り」の原因は、実は猫背と反り腰にあります。
猫背や反り腰は、現代のライフスタイルによって引き起こされる姿勢の問題であり、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって悪化してしまいます。
そんな猫背や反り腰といった姿勢の問題は、背骨や骨盤の歪みを引き起こしており、その結果、太ももの筋肉に大きな負担をかけることから、太ももが張ってしまうんです。
そこで今回は、太ももの前張りに悩む皆さんに向けて、こんな内容を理解していただける記事を書きました。
今回の記事を読んでわかること
- 猫背や反り腰と太ももの前張りの関係
- 太ももの前張りを解消する方法
最後に太ももの前張りを解消するための具体的なストレッチも載せておりますので、お時間のある方は是非お家でやってみてください。
太ももが張る原因と猫背や反り腰の関係
冒頭でお伝えした通り、猫背や反り腰になると太ももがパンパンに張ってしまいます。
それは、骨盤のずれが原因です。
左側が猫背(≒スウェイバック姿勢)さん、右側が反り腰さんになりますが、共通して言えることは「骨盤がずれている」ということ。
簡単に解説していきます。
まず、左側の猫背さんは、骨盤が前に出た姿勢。
電車待ちしている方を見ると大体の方がこの姿勢になっていますが、重心位置である骨盤が前に出ることで、太もも前側や外側の筋肉にかかる負担が増えてしまっている姿勢です。
続いて、右側の姿勢は骨盤が過度に前傾してしまい、背骨全体が反りすぎた反り腰さん。
この姿勢、一見骨盤の位置がずれていないように見えるため、姿勢は綺麗に見えますが、実は赤丸で囲んだ骨盤の位置が垂直に位置していないため、太もも前側や外側にかかる負担が増えてしまっているんです。
どちらの姿勢も、太ももの前面や外側にある筋肉たちに過剰な力をかけ、立つために太ももの筋肉が過度に働いてしまいます。
これら太ももの筋肉が常に緊張した状態から抜け出せず、太ももの前張りを引き起こしてしまいます。
そのため、いくら太ももをマッサージしたり、ストレッチしたり、ゴリゴリ押しても、骨盤がずれた姿勢が続いていれば、太ももの張りは取れないわけです。
この画像のように、ストレッチポールを使用して脚の横をゴリゴリ押す方法もありますが、根本解決にはなりません。
太ももの前張りを解消するためには、姿勢改善が必須ということです。
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正しい姿勢のチェック方法については、こちらの記事でご紹介していますので、お読みいただいた方が理解が深まります。
太ももの前張り改善ストレッチ
結局、猫背や反り腰姿勢になると太ももが張ってしまうのですが、太ももの筋肉が緊張していることには間違いないので、先に緩めてあげてから使えていないところを鍛える必要があります。
でも、硬いところをストレッチして〜弱いところを鍛えて〜、って1個ずつ行ってもなかなか改善しません。
太ももが前が張りやすい人は前が張りやすい動き方のパターンを持っているでしょうし、それを根本から変える必要があるからです。
そのため、1つのトレーニングやストレッチで、一気にアンバランスを変えるエクササイズを選択できることが大事になります。
人間の体ってパズルとは違うので、一緒に体が変わるストレッチやトレーニングを選択できるかが大事。
筋肉は、片方が頑張って働こうとしたら、反対の働きをする筋肉は自然と緩みます。
(スポーツ時など、大きな力を使う時などはその限りではありません。)
そこで、今回はこのストレッチをご紹介します。
太もも前張り改善:バタフライ
- 椅子に足を乗せ、股関節と膝を90度に曲げる。
- 小さく前ならえし、踵で椅子を下に押して腰の隙間を埋める。
- 手を外に開いて10秒息を吐き、鼻から5秒吸うを1分繰り返す。
椅子を使わないやり方でも効果的です。
動画でも確認したい方はこちらを見て行ってみましょう!
このストレッチだけで、太ももが緩んでいき、骨盤の位置が改善できるので、太ももの引き締めと猫背改善に役立ちます。
少し難しいトレーニングですが、太もも裏を感じられるように、しっかり腰を丸めてみてください。
また、反り腰や猫背姿勢を改善し、なおかつ太もも痩せするのにオススメのエクササイズは、こちらでもご紹介しています。
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姿勢の改善のみならず、太もも痩せにも有効なトレーニングとなっておりますので、是非お読みください。
太ももの前張りを解消するポイントとまとめ
今回は、太ももの筋肉が張る原因と猫背姿勢の関係についてお伝えしていきました。
今日のポイントは2つ。
太もも前張り解消のポイント
- 骨盤のずれを解消して、反り腰や猫背を改善する
- 一気にアンバランスを改善できるストレッチが大事
太ももの前張りの解消には、猫背や反り腰猫背の改善が必須です。
骨盤がずれた猫背や反り腰姿勢になると、前ももの筋肉が常に緊張した状態が続いてしまい、パンパンに張ってしまいます。
それらの改善のためには、硬い筋肉をストレッチして〜弱い筋肉を鍛えて〜ではなく、一気に改善できるストレッチやエクササイズを選ぶことが大事。
また、日常生活では、スマホの長時間の見過ぎや、座り過ぎによって体が過剰に緊張してしまったり、骨盤を前に出す姿勢が常態化してしまうので、根本はそこを見直さなければなりません。
エクササイズの効果を最大限出すためにも、日常生活から変えていきましょう。
そして、根本である姿勢は、今回ご紹介した原因以外の問題も複合的に絡み合っています。
そのため、最短かつ最適な方法で姿勢を改善し、太ももの張りを解消するためには、専門家を訪ねるのがおすすめです。
RPSのパーソナルトレーニングでは、さまざまなテストを実施することで体の状態やお悩みの原因を数値化、問題解決まで最短・最適な方法とプランをご提案いたします。
運動初心者でも安心して行えるプログラムと、500種類以上のエクササイズ、お家で行うあなただけのトレーニングメニューをご提供しています。
ご興味のある方は、是非一度体験レッスンへお越しいただき、ご自身の体の状態を知ることからはじめてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
パーソナルトレーニングRPS代表。
トレーナー歴10年目、姿勢改善で体の本質を変えるパーソナルトレーナー。
年間1,000本以上のパーソナルレッスンの経験を生かし、呼吸と動作パターン改善のエクササイズによって行うボディメイクと機能改善を軸に活動中。
【保有資格】
・NSCA-CPT
・FMS-Level1,2修了
・EBFA-BTS,FSFM
・栄養コンシェルジュ1ッ星、2ッ星
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