反り腰の方に多いのが巻き肩。
実は、両方とも同時に起こっていることが多いんです。
巻き肩になると、猫背に見えてしまうというデメリットまで出てきてしまいます。
猫背のデメリットについてまだお読みでない方は、先にこちらの記事を読まれるのがおすすめです。
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さて、そんな巻き肩はどうして反り腰と関係があるのか。
それは、背骨のラインが関わってくるから、です。
背骨のラインが関わることで体どうなり、最終的に巻き肩になるのかについてあつ〜く語らせていただいております。笑
肩を後ろに引いても胸を張っても改善できなかった巻き肩。
そんな皆さんにとっては、もしかすると解決の位置手段になるかもしれない記事となっております。
今回の記事を読むことで、
今回の記事を読んでわかること
- 反り腰が巻き肩をつくる理由
- 反り腰と巻き肩の正しい改善方法
これらについて理解することができます。
今まで「どうして巻き肩になるのかわからない。何やっても改善できなかった」という方には特におすすめの記事になっておりますので、ぜひ最後までお読みくださいませ♪
反り腰が巻き肩をつくる理由
反り腰と巻き肩って関係なさそうに見えるけど、関係あるの?
実は、反り腰になるとほぼ巻き肩になってしまうんだよ。
え、そうなの?じゃあ、反り腰改善しないと巻き肩も解消できないんだね・・・
反り腰になると、多くの方が巻き肩と言われる肩が内側に入った状態になります。
その理由は、反り腰になることで背骨全体のS字カーブのラインが変わってしまい、肋骨の位置がずれるから。
まずは、巻き肩かどうかを見る時の肩について勉強していきましょう。
巻き肩の「肩」というのは、腕の骨である上腕骨の先端、上腕骨頭を指します。
この上腕骨頭の位置が前に行くほど、肩の丸みが増し、巻き肩になります。
つまり、内側にねじれているだけが巻き肩ではないということ。
そして、上腕骨頭は肩甲骨のくぼみである関節窩(かんせつか)という部分にはまっているので、肩甲骨の位置がズレれば当然、上腕骨頭の位置もズレます。
そして、肩甲骨は肋骨に浮いてついているため、肋骨がズレれば必然的に肩甲骨もズレるということ。
巻き肩というと、肩だけに注目しがちですが、最も大事なのは肋骨だったんです。
さらに因数分解していきます。
肋骨はこのように背骨のラインに沿ってついています。
姿勢が崩れている方の多くは、腰が過剰に反った反り腰になりがち。
反り腰になると肋骨の位置が前方に移動してズレてしまいます。
先程解説したように、肋骨がズレれば、肩甲骨も上腕骨(頭)もズレてしまい、巻き肩になる。
これが反り腰が巻き肩をつくる理由となります。
反り腰・巻き肩になる原因
じゃあ、そもそもどうして反り腰と巻き肩になるの?という話。
原因は多岐にわたりますが、一番は呼吸が原因となっている可能性があります。
特に、息を吐く量が少なく、息を吸う方が多い方は肋骨の位置がズレている方が多いでしょう。
息を吐くと肋骨は中に入り込み、息を吸うと肋骨は開きます。
息を吸うことの方が多い方は、肋骨が常態的に開いていることが多く(特に肋骨の前側)、その分だけ肋骨が前方にズレている可能性があるでしょう。
肋骨が前方にズレてしまったら、巻き肩になるまでのメカニズムは同じ。
結果、呼吸によって肋骨を正しい位置に改善できなければ、反り腰も巻き肩も改善できません。
RPSのパーソナルトレーニングでは、呼吸の改善から行って頂いています。
家で誰でも取り組みやすく、簡単なエクササイズが多いからです。
また、呼吸の改善は反り腰や巻き肩以外の姿勢や、体の不調、パフォーマンスアップにも必須です。
そのため、パーソナルトレーニングにおいて呼吸を重要視しています。
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いずれにしても、呼吸が反り腰や巻き肩の原因になり得ることを覚えておきましょう。
反り腰と巻き肩改善の方法
実際に反り腰と巻き肩を改善するためには、まず肋骨の位置を整えなければなりません。
そのためには、肋骨周りについている筋肉をうまく使うようなエクササイズを行う必要があるでしょう。
肋骨周りといっても、前側と後側に分かれていますので、どちらが良いかということになりますよね。
基本的には、肋骨の前側を使うことによって反り腰、そして巻き肩を改善する必要があります。
前側にはこんなにたくさんの筋肉がついています。
腹筋や脇の筋肉などです。
また、背中を反るようなエクササイズは反り腰改善の初期段階ではオススメできません。
反る働きをする筋肉やその他の組織の緊張が高まっているからこそ、反り腰、そして巻き肩という状態になっています。
よくある間違いとして、巻き肩だから胸を反らす、という方法を使う方がいらっしゃいますが、逆効果です。
胸を反らせば反らすほど巻き肩になりますし、反り腰猫背になりかねません。
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反り腰なのに猫背になっていることが気になる方はこちらの記事が特にオススメです。
いずれにしても、胸を反らすという動作そのものにメリットがあまりないので、おすすめではないやり方となります。
反り腰と巻き肩を改善するには、肋骨を安定させるための体の前側や脇付近の筋肉を使ってあげましょう。
反り腰と巻き肩改善ストレッチ
肋骨を整えるためのエクササイズってどんな方法があるの?
具体的には背中を丸めるようなストレッチが効果的だよ!
反り腰と聞くと、背中を丸める動きはなんとなく思いつきますよね?
でも、巻き肩にも背中を丸めるストレッチが必要なの?って思っちゃいますよね。
RPSのパーソナルトレーニングに通い始めたばかりのお客様にはよく聞かれて不安がられておりました。
本当に丸めて大丈夫なの?巻き肩ひどくならない?って。笑
ならないです。
お話したように肋骨の位置がズレていることによって巻き肩にも反り腰にもなっているので、肋骨を整えなければ巻き肩は改善できません。
むしろ、背中を反る動きでさらに肋骨を前に飛び出すような動きをしてしまうと、反り腰も巻き肩もより強くなるということです。
だから、こんなトレーニングは姿勢改善の初期には基本的にNG。
姿勢の土台である肋骨や骨盤が安定し、姿勢改善が終了した後に行った方が良いトレーニングの一つです。
ということで、RPSのパーソナルトレーニングで行っている反り腰と巻き肩を改善するストレッチをご紹介します!
巻き肩改善:キャットバック
- 四つ這いになりましょう。
- 息を吐きながら背中を丸めます。
- 鼻で息を吸いながら背中を反っていきます。
- この動きを1分ほど繰り返します。
ポイントは、息をしっかりと吐ききること。
息を吐き切ることで、反り腰や巻き肩の原因になる肋骨と背骨の位置を改善することができます。
器具を使わないストレッチで改善できるんだね!お家でも簡単にできちゃいそう!
そうだね!まずは一人でやってみること。それでも一人ひとり体が違うから、なかなか改善できない人もいるんだ。だからこそ、パーソナルトレーニングがオススメなんだよ!
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パーソナルトレーニングにどういう効果があり、どうしてオススメなのかについて理解したい方はこちらの記事がおすすめです!
まずは、ご自宅で上記のストレッチにチャレンジしてみてください!
※痛みなどがある方は、必ずドクターに確認してから実施しましょう!
まとめ
今回は、反り腰と巻き肩がどうして一緒に出てきてしまうのか、その理由や原因と改善方法についてお伝えしていきました。
反り腰や巻き肩の根本原因は肋骨。
肋骨が正しい位置からズレてしまうことによって、まずは背骨である腰の骨がさらに反って反り腰になります。
同時に、肋骨の位置がズレてしまうことによって、肩甲骨、肩甲骨についている腕の骨の位置までズレてしまうため、巻き肩になってしまうのです。
そのため、肩を引いたり、、胸を張っても改善できないばかりか、反り腰や巻き肩を助長してしまう可能性があります。
反り腰と巻き肩を改善するためには、肋骨を整えるための丸めるストレッチがオススメ。
これは、ご自宅で器具を使わずに簡単にできるストレッチですので、まずはそこからチャレンジしてみましょう!
そして、一人ひとりで体の状態が異なるため、本格的に改善したい方にはパーソナルトレーニングがおすすめです。
RPSのパーソナルトレーニングでは、根本を改善するための姿勢改善のためのパーソナルトレーニング指導を行なっております。
ご興味のある方は、是非一度体験にお越しくださいませ♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
パーソナルトレーニングRPS代表。
トレーナー歴10年目、姿勢改善で体の本質を変えるパーソナルトレーナー。
年間1,000本以上のパーソナルレッスンの経験を生かし、呼吸と動作パターン改善のエクササイズによって行うボディメイクと機能改善を軸に活動中。
【保有資格】
・NSCA-CPT
・FMS-Level1,2修了
・EBFA-BTS,FSFM
・栄養コンシェルジュ1ッ星、2ッ星
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